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2009年10月20日

除草剤をめぐる問題

吸収移行型の非選択的除草剤パラコートは作物栽培前にすべての植物を枯らすために用いられる。これは活性酸素の発生により作用するが、動物に対しても毒性が強い。除草剤の中では最も急性毒性が強いものであり、ときに自殺に使われて(ただしすぐには死なず甚だ悲惨な症状を呈する)問題となる。

2,4,5-トリクロロフェノキシ酢酸 (2,4,5-T) は1970年代に広く使われた広葉用除草剤である。2,4,5-T自体の毒性はあまり強くないが、2,4,5-T製造過程で不純物として微量の2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(TCDD)、すなわちいわゆるダイオキシン類の一種が合成さるため、問題となった。TCDDは非常に毒性が強い。2,4,5-Tはアメリカ合衆国では1983年に失効した(日本では催奇性などの疑いから1975年に失効)。

オレンジ剤(いわゆる枯葉剤)はベトナム戦争で盛んに使われた。これは2,4,5-Tや2,4-Dの混合剤であるが、一般の2,4,5-T剤よりさらに多くのTCDDを含んでおり、実際にベトナムで健康被害の原因となったのではないかと指摘されて問題となった。

日本でもかつて除草剤2,4-Dやクロルニトロフェンなどに微量のダイオキシン類が含まれていたことが明らかにされ問題になったが、現在登録されている農薬にはダイオキシン類は全く含まれていない。

使用法
現在一般に販売されている除草剤は種類が多く、製剤方法も多岐に渡っているため、製品に添付されている説明書を熟読した上で取り扱うことが大切である。不適切な取扱いを行うと、除草効果が発揮できない恐れがある。

また、安全面からも注意が要る。ホームセンター等で販売されている購入者の身分証明の不要なものであっても、不用意に取り扱うと体調不良を起こすことがある。すぐには発症しない場合もあるので、因果関係を見落とすことも多い。中には取り扱い説明書の簡単なものもある。十分に体を保護できる衣服、手袋を用いて除草を行うべきである。場合によっては、使用後に手を洗ったり、うがいをするよう注意書きを入れているものもある。

広く使われた最初の除草剤は2,4-ジクロロフェノキシ酢酸 (2,4-D) で、第二次世界大戦直後から使われた。これは製造が簡単で、広葉(双子葉)植物を枯らすのに対し、イネ科植物には影響を与えず、現在でも用いられる。多くはアミン塩やエステルの形がとられる。2,4-Dの選択性はあまり高くなく、対象でない植物にも害を与える。また一部の広葉雑草やつる植物、スゲ類などには効果が低い。

1970年代にはアトラジンが導入されたが、これはヨーロッパなどで地下水を汚染しているのではないかと疑われている。アトラジンの分解には数週間かかり、降雨によって地中深く浸透すると考えられるためである。このことを「キャリーオーバーが多い」と称し、除草剤としては望ましくない性質である。

グリホサート(商品名: ラウンドアップ)は、1980年代半ばに導入された非選択的除草剤で、直接接触したすべての植物を枯らす。現在では遺伝子操作により、これに耐性を有する作物が開発されたため、雑草防除用の主要除草剤となっており、除草剤と耐性作物種子が合わせて売られるようになった。

現在の農業用除草剤は、散布後短時間で分解するように調製されている。これは、現在目的とする作物の次に栽培する作物への影響を減らす意味で望ましい。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

枯葉剤はベトナム戦争で多く使われました。

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